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初めてのトルエン(シンナー)

 

 

俺は中学3年で千葉に転校して来て日に日に、急展開していく我が道に不安など

なかったかもしれない

転校してから1ヶ月ほどして俺は同じクラスのリーゼント頭の秀と番長の正男の

3人で近くの小学校の体育館に夜8時ぐらいからシンナーを

吸いに行ったのでした。

俺には当然の事ながら初体験なのだが、いかにも吸っていたかのように振るまい

「じゃぁ久しぶりに吸うか」

の調子で秀と正男に見栄を張ったのである。

その反面、俺の気持ちは

おいおい、シンナーなんて吸ったらそれ犯罪じゃねぇかよ

だいいち身体に悪いぜ・・・

それに小学校の体育館って勝手に入っていいのかよ

これって不法侵入じゃないの?

えっ?正男の母校だから平気だって?

そういう問題じゃないだろ

こんな事を思いながらセブンイレブンで購入した当時のシンナー愛好家なら

知らない人はいないとまで言える今はなき、超一流ブランド

「パンダちゃんニール」

まずは両端を結びその中にティッシュを入れて

トルエンを入れ後はひたすら吸うのであるが俺は初めてなので

判らず、ただトルエンをビニールの中に入れて吸い始めたら正男が

「何?東京じゃそうやって吸うんだ?」

「えっ?」

と俺は、やべぇもうバレたと思ったら

「俺もそうやって吸ってみんべ」

などといいながら俺と同じように始めたので、俺は

「これの方が効きがいいんだよ」

などと言いながらその場を逃れたのであった。

俺は最初は吸った振りのようにしていたのだがそのうち効き始めてきたらしく

体育館がまず、ぐるぐる回り始めたので俺は何やら雄たけびの様に

叫んだらしい

その後はひっくり返ったり走り回ったりとにかく気持ちが良いと言うか

なんか癖になるような感じだった。

これが幻覚というものなのだろう

あっという間に時間は過ぎてしまい所々しか記憶には残っていないのでした。

それからは言わずと知れた事でアンパン少年に変身して行ったのであった。

遊びでは1本場というのが主流で

まず部屋を真っ暗にしてみんなで輪を囲み中央に一本のタバコに火をつけ

逆さまにして(火を上に)灰皿のところに立てて置くのである

その火のところだけを吸いながら、ずうっと見つめているのだ。

すると何時の間にか幻覚ゾーンに突入して行くのである

その時によって見る幻覚はさまざまで覚えてはいないがいろんなのを

見た事は確かであった。

これを読んで楽しそうだななどと思って真似しないように

その時は良くてもその分後で大きな代償があると言うことを忘れずに

 

 

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